Doll Top

Nostalgic face and Reproduction

バービーは、1994年に、誕生してから35周年を迎えた。
それを記念して、マテルはその年、59年の発売当時と同じフェイスモールドのバービーを復刻版として発売した。

この復刻版は大変評判が良く、のちに次々とドレスを来た復刻版が作られた。
のちには、復刻版というだけでなく、新しいドレスを着たシリーズなども発売される。

現代バービーの、明るく活発なイメージとは違う発売当初のバービーは、今も人気があり、最もバービーらしいと言えるだろう。

35th Anniversary Barbie Brunnete
35周年アニバーサリー 1994
01/6

今ほどバービーの情報が溢れていなかった当時、店頭でこれが店出しされるのを見て驚いた。

94年は、スーパースターフェイスがはびこっていた頃。
そこに、この発売当初のゼブラ柄水着を着た、ヴィンテージそのままのバービーが発売されるなんて、思いも寄らなかったのだ。
私が狂喜したことは言うまでもない。

このゼブラ柄の水着は、いわばバービーのシンボルと言ってもいいと思うが、私の子供時代にはお目にかかったことがない、幻のバービー。

それが自分のものになるなんて、こんなことがあっていいのか。待ってみるもんだ、待って良かった、果報は寝て待て。
感無量の私であった。

ただひとつ、気に入らなかったのが、このバービー復刻版は、ヴィンテージでも一番最初の、いわゆる#1を復刻したもの。
ご覧のとおり、への字まゆ毛。目は彩色してなくて墨で描いただけのぎろりと睨んだサイドグランスアイ。

私はこのへの字まゆ毛が気に入らなくて、どうしても我慢が出来ず、描き直したのだった
恐れ多いことをしたもんだ。

この一体は、あとで買いなおした(汗)もの。
少しプレミアがついた値段だったが、それでも5000円くらいだった。


当時、ジェニーに目覚め、さらにバービーを集め始めていた私は、新しいバービーがなかなか発売されないことにいらだっていた。
当時は、今ほどバービーが日本で売られていたわけではなかったのだ。

この時、梅田のキディランドに「Evening Extravaganza」を買いに行ったのだったが、レジでこのゼブラ柄のバービーが用意されているのを見てびっくりした。

私はもう「Evening…」を買ってしまったあとだったので、まだ店頭に並ぶ前のこのバービーが、いつ店出しされるのか、そう思いながら店を出て、そしトイザラスに出かけた。
ザラスからの帰り、もう店出しされているかも…と、再びキディランドへ戻り、案の定もう店に出されていたこのバービーと、先に買った「Evening…」を交換してもらったのだった。

やはり、現代バービーより、ゼブラ柄の威力は大きかったのだ。

 

この復刻版は、当時の箱もそのままついている。
サングラスだけは、当時、つるの部分がねじ式で(!)開閉が出来たのだけれど、そこまでは出来なかったようだ(笑)。

ブロンドと、ブルネットが発売され、両方とも目と眉を描きなおしてしまった。
よって、ブロンドは原型を留めていない。
ただ、ギフトセットがブロンドなので、一応残っていると言えるが、当時は、このギフトセットのブロンドも描きなおそう、と思っていたのだ。

以前にも言ったとおり、ソロスポが発売されるなんて思いもしなかった頃のことだ。
もし、ソロスポ(ソロ・インザ・スポットライト)が発売されると分かっていたら、こんな無謀なことは決してしなかっただろう。(6/9追記)

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