8/

00/8/22 ネットで夜更かしは楽しい
00/8/31 ブラジャーの話

8/31 ブラジャーの話

今回は微妙な話なので、男子の方にはなるべく遠慮していただきたいとも思うのですが、しかしそうは言っても大したことではないので、勇気ある男性は覗いていただいても(笑)。

下着の話である。

私が見聞する中で、昨今、女性はブラを買う時、あまりに自分のバストサイズを知らない人が多すぎる。
女性の中でも、少し豊満なというか、ふくよかというか、グラマラスというか、つまりその、ぽってり太った中年以降の女性に圧倒的にそういう人が多い。

若い女性で、自分のバストサイズを知らないという人は、まずいるまい。
若い人は、このような、自分のバストサイズを知らないまま、ブラを買いに行くという行為を平気で行なえる女性がいる、ということを、信じられないに違いない。
しかし、これは事実なのである。

私はここ20年来バストサイズが変わらないままなので、ブラを買う時に苦労というものをしたことがない。

しかし、女性の中には、年と共に体型が変わっていく人も多いだろう。
昔すんなりスマートだった女が、だんだん飲食その他にルーズになり、どんどん体型が増して行き、或いは一月に1センチくらいずつバストが増えて行く、ということもあるかもしれない。
そうなると、いちいち一月ごとに計るのも面倒くさくなるのかもしれない。
多分そんなでバストを計ることをしなくなるのだろう。

私のように、毎月計らなくても、減ることはあっても(笑)増える心配がなく、従って、毎月サイズを測る必要のない者にはどうにも分からない世界のことだ。

ブラを買う時の基本は、まず自分のバストサイズを知ることだ。
基本中の基本である。
CD-ROMを買う時、WIN版かMAC版かを確かめてから買う、ということとまったく同じだ。
こういう基本を知らない女性がいるのだから、それも沢山いるのだから、世の中わからない。

ところで、私は下着フェチだったので、…こういうと、何だか怪しい想像をされそうだけれども、下着を通販で買うのが好きだったのだ。
人形を集める前は、下着を集めていたと言ってもいいかもしれない。

それで、かつて下着雑誌を買っていて(下着専門の雑誌があるのだ)、それを読むと、「正しいブラの買い方」などというレクチャー記事があった。
昔のことである。
「正しいブラのつけ方」「正しいガーターベルトのはめ方」といった記事もあり、それらと同じ感覚で書かれていた。

それによると、ブラジャーは、「デパートか下着専門店へ行き、必ず試着し、売り場の店員に相談して」から買わなくてはならないのだった。

その記事を読んで、当時、私は当惑した。

私は通販で下着を買うようになるまで、ブラを含めて、下着はデパートの7階の催し会場で買うものだと思い込んでいた。
若いころ、つまり学生時分はまだワコール神話を信じていたので、ワコールのセールがある時、7階へ行っては自分のサイズのブラを買っていた。

しかし、そんな買い方は、邪道だったのである。

まず、下着専門店というのに、戦慄した。
私の住む町に、そんな専門店があるのか。見たことも聞いたこともない。
消耗品である下着を買うたびに、そんな町のどこにあるか分からぬ怪しい(?)店を探しまわって買わなければならないのか。

また、そういう所や、デパートの下着売り場などは、ブラといってもさぞや高そうだ。
そんな所で買えば、1900円のTシャツを上に着ていても、下のブラは8000円、などということがありえるかもしれない。
冗談ではない。

さらに「必ず試着し」という記述にも戦慄した。
そんな、町なかで胸をほりださなくてはブラひとつ買えないのか。
別に覗かれる心配をしているのではない。
スカートやワンピースの試着ならまだ出来るが、着ている物を全て脱ぎ、レントゲンではあるまいし、何が悲しくて胸をほりださなくてはならないのか。
私にはそれをする勇気が到底ない。

私は正しいブラの買い方が出来ないのだ。
そう思うと、私は絶望した。

しかし同時に、疑問にも感じた。
下着など、消耗品である。それに、どうしてそんな苦労をして買わなくてはならないのだろうか。
記事は、ブラを買う時は、それ以外の買い方は駄目である、と言わんばかりであった。

今は、あの記事のあほらしさが分かる。

私は言ったように、20年来バストサイズが変わっていない。
変わって欲しい、また計る度に少しは変わっていて(増えていないものかと)淡い期待さえするが、かたくなにそれは変わろうとしない。

だから、買うたびにいちいち試着などしなくてもいいのだ。
それが証拠に通販で買うようになってから、失敗というものをしたためしがない。

註)正確に言うと、C社のものは体型に合わなかったので、一度買ったがやめた。
しかし他の会社の製品は、私のいつものサイズでなんら不便なことはない。

「必ず試着」が必要なのは、前述した、一月ごとにバストが増えて行く女性であるとか、少なくとも何年か前より体型が変わった人であるとかなのだ。

大体、「正しい買い方」という、この「正しい」の基準は何か。
間違ったら、罰されるのか。そんなことはない。それなら、自分の好きな買い方でいいのだ。

今ではデパートや下着専門店(註A)で買っている人はむしろ少ないだろう。
自分のサイズさえ分かっていれば、私のように通販で買うという人も多いと思う。

何と言っても下着は消耗品なのだ。
ばか高いデパートで高いブラばかりを買っていては、下着を買うだけでアウターが買えなくなってしまう。
あのかつての記事は、どんな有閑マダム(古すぎる死語)相手の記事だったのだろうか。
それともおミズ系を対象にしていたのか。(ありえることだ)

ブラによって体型が変わる、胸の形が変わる、だから自分にあったブラを買わなくてはならない、というのは、ブラを売る側の必須文句である。

確かにブラで胸は変わる。

かつて日本女性はブラなどしなかったから、その時代の女性の胸は、年を取るとひたすら下がるばかりだった。
今、若いころからブラをつけている女性は、やはり胸の下がり方が違う。

それは下半身、ヒップにも言えることで、ガードルをつける習慣のある女性のヒップは、やはりいつまでも上を向いているだろう。
私は、ガードルはお腹を締めつけるのでどうも苦手で、ろくにしたことがなかったので、お尻が下がりっぱなしである。

それはともかく、そんなわけで、ブラはつけている方が、胸の形が良くなるらしいのだ。

けれども、「必ず試着」などと神経質なことを言う必要はあるまい。
まして専門店で買う必要などさらにない。(註B)
安く、自分に合ったサイズがあるなら、通販や、スーパーで十分だ。
気取る必要などない。
自分のメジャーを信じていれば、それでいいのだ。

以来、下着雑誌は買わないようになった。

 

註A、B) そうは言っても、ピーチジョン・ザ・ストアは、好きな店であるが。

8/22 ネットで夜更かしは楽しい

寝不足である。

ネットを始めてから、完全に寝不足が続いている。
ここのところ毎日夜2時までは平気で起きている。

だが、ネットをしている仲間なら、それくらいは当たり前だの返事が返ってくるであろう。
ネット族の間で2時は平均である。
いつ寝ているのか知らないが、彼らは夜、活動している。
タフである。

睡眠時間は4時間から5時間。
よって、昼間は常にぼーっとしている。
早くこのつまらない仕事から解放されないか…、そればかり望みながらの就労であるから、はたから見ると、よけいぼーとしている事であろう。
何が楽しみで世の中を生きているのだ、くらいの疑問を持たれているオソレもある。

午前中は、体もだるく、足も満足に動かないし、言葉も出て来ない。
ろれつが廻らず、禁治産者のように思われる。
荷物を動かせば落としてしまい、わずかな突起につまづいては転ぶ。
視点が定まらず、口は半開きである。
毎日、レジの金額がぴたりと合っている、ということが奇跡のようである。

註)私はレジを扱う仕事である。

完全なネット中毒症状である。

だが私の場合、中毒症状はたいがい午前中で終わる。
昼ご飯を食べれば、何と現金なことに、素早く現実に復帰してしまうのである。
昼から夕方にかけては一層元気になる。
階段を上がる足取りも軽く、目はらんらんと輝く。

あと少しで労働が終わり、楽しいネットライフが待ち構えていると思えば、中毒症状も吹き飛ぶのである。
いや、より深く症状が現れてきている、というべきなのだろうか。

だが、私の体調を心配してくれる人のために言うならば、この症状は、夏だから現れる、ということもまた真実なのだ。

夜2時まで起きている。
しかし、ネットをしていなくても、そのくらいまで起きていることだろう。

京都の夏は寝苦しい。

一度、京都の町家で寝てごらんになるといい。
特にその2階で、湿度と蒸し暑さがこもる京の部屋で寝てみるといい。
ネットがなくても寝られない訳が分かるであろう。

最近の家屋には確かにエアコンがついているが、夜中じゅうつけて寝るという猛者ならともかく、私は一応エコロな心がけをしているので、エアコンで部屋が冷えたら冷房は消す事を心がけている。
私の部屋のエアコンは古く、温度の調節ができないのだ。
そうしないと、冷えすぎて凍えてしまう。

そんなわけで、もし適時に私が布団に入り、電気を消し、寝ようとしても京の夏の蒸し暑さがそれを許さないのだ。

私は悶々と寝返りを打ち、暑いと呟き、今度は扇風機のタイマーを入れ、暑くなった布団を移動し、枕の位置を変え、風のとおりを少しでも良くしようと、ふすまを申し訳に開ける。
そのような努力をしていたら、2時になる。

今の時期、ネットをしていようが、していまいが寝るのは2時だ。

むしろ、ネットに熱中し、いつの間にか2時を過ぎてしまい、慌てて布団に入ると、すぐに熟睡できる。
熟睡できる、という方が精神衛生には良いのではないだろうか。

このように、夜更かしを弁護をする昨今である。
何にしても夏も終わり…。
秋を迎えると少しは早寝になるのか…?
それが、我ながら楽しみでもあることよ。

00/8 TOP /

2style.net