06/3/24 安藤美姫とオヤジマスコミ
06/3/24 安藤美姫とオヤジマスコミ
さて、永遠のニワカフィギュアスケート・ファンとして、フィギュアスケートを取り扱うマスコミについては、あれこれ思うことがある。ここで吐き出しておこうと思う。
かなり危険なことを言っているので、不快感を催す方もいるかもしれません。そんな方は読まないで下さい。
*-*-*
私は今シーズンまで、安藤美姫という選手の演技を見たことがなかった。
もともと日本の選手についてはあまり興味がなかったからだ。荒川選手も、村主選手も、安藤も太田も名前は知っているが、演技はこれまであまり見たことがないのだ(村主はソルトレイクで見たことがあるが)。
高橋選手にいたっては存在さえ知らなかった。そんなだから、安藤選手の演技も、そしてそのルックスもよく知らなかったのだが、名前は早くから知っていた。4回転というよりも、オヤジマスコミが騒いでいたからだ。
そして、今シーズンはじめてテレビで安藤選手の演技と、動いているところを見た。
見て、びっくりした。オヤジマスコミの異常なほどのもてはやしぶりに、どんな選手なのかと思っていたら、あれだ。
おそらく、私と同様に、一般の多くの視聴者は、安藤選手の実像に驚いたに違いない。マスコミの持ち上げ方に比べて、何というぶざまな演技、そして、ルックス。
可愛いから持ち上げられていたように思っていたのに、あの顔は可愛いのだろうか?村主選手とそんなに違わないようにも思うが…、体つきも決して美しいとは言えないような気がするし…、なぜこんな選手をオヤジが持ち上げているのだろうか。訳が分からない…
人の容姿をあれこれ言うのは大変失礼だ。とくに同性であり、自分も大した容姿ではないのに、人を貶める権利はない。すみません。でもここでは、それは本質ではないので、いちおう、私のテレビを見た時の、正直な感想として書いておく。
安藤選手が女子フィギュア界のホープで、昇り調子だった時をまったく知らないので、私にはそのような感想しかなかった。
彼女の演技については、ここでは置いておく。
ただ、私が最も不思議だ、おかしいと思ったのは、グランプリのNHK、ファイナル、そしてオリンピックと、こんなかなりひどい演技をしている選手を「我らがミキティ」と呼んで持ち上げているオヤジマスコミと、一般の我々の、安藤選手に対する意識の、あまりの大きな落差についてだった。
(一般の我々という認識が誤りであるなら、「私」と言い換えてもいい)「我らがミキティ」と呼んでいたのは、週刊文春である。こんな気恥ずかしい、正気ではとても大真面目に言えないようなことを、文春は平気で言語にし、記事にしているのだ。
オヤジ週刊誌というのはこんなに程度の低い記事しか書かないものなのか。なぜオヤジは、特に可愛くもなく、演技もぶざまな選手を「我らがミキティ」と言ってもてはやすのか。その訳が分からない。
だから私はじっくり考えた。
オヤジにとっては、顔がぶさいくだとか、ぶよぶよ太っているとか、黒いとかいうことは、多分どうでもいいのだ。
いくら太っていようが、顔に多少の難があろうと構わない。18歳という女子高校生で、体つきがエロい。
という、この一点だけでいいのだ。それだけで「我らがミキティ」なのだ。
ましてや、彼女の演技がどれだけぶざまでも関係ない。オヤジにとっては多分、4回転さえどうでもいいのだ。
話題として、4回転を飛ぶ女子高校生であり、ボディがムチムチである。これでオヤジはハアハアするのだ。
ところが、オリンピックを見ていて、思い直した。
オリンピックの女子フィギュアではいろんな国の女子選手が出ていた。
その中に、フィンランドだったかのキーラ・コルピという選手がいた。
彼女は金髪で、顔がシャロン・ストーンかキム・ノヴァックというような超美人で、しかも17歳。
そして顔が、美人でいてものすごく色っぽい。スタートの時、挑むような目つきをしていたのにドキドキ。
フィニッシュの時、本人比で良い演技が出来たらしく満面の笑みを浮かべていたが、その笑顔がやたらに色っぽい。均整の取れたボディライン、美しい、むっちりした太もも。しかもまだ17歳。本当に色っぽいというのはこういう選手のことを言うのだなと思い知った。
それに比べて…。
日本の安藤選手のどたばたした演技、そしてそのゆるい、しまりのないボディ。
色っぽいというより、単にはと胸・でっちり。顔が大きくぶさいくな体のライン(もちろん私よりマシ)。でもオヤジにとっては、これが「我らのミキティ」。
オヤジの美意識が、いや、エロ意識が信じられない。どうしても信じられない。なぜなのだ。
どうして、こんなぶさいくなボディにハアハア出来るのか。私はてっきり、オヤジどもは安藤選手のムチムチボディが色っぽいのでハアハアしていたと思っていたのだが。
私は、オリンピックが終わってから、ずっとこのことを考え続けた。昼も夜も考え続けた。
そして、ようやく結論を得た。
とにかく、18歳という女子高校生で、体つきがエロい。
ということだけは間違いない。18歳で女子高校生という肩書きは、オヤジの萌えブランドである。
そして、体つきがどうとか、顔が可愛いかぶさいくか、これはまったく関係がないことなのだった。
つまりオヤジにとっては、顔も体も関係ない。フィギュアスケートは、冬のスポーツの中で唯一、レオタードに近い恰好で演技をする競技である。
そして、公衆の面前で、大っぴらに大股びらきをやってくれるスポーツである。レオタードで、目の前でおまたを見せてくれるのである。
安藤美姫は、つまり、18歳という現役女子高校生で、目の前でおまたを開いて見せてくれる存在なのである。
現役女子高校生が、公衆の面前で大股びらき!
こんなことをしてくれる人は、安藤美姫以外にはない。
だから、エロオヤジにとって、彼女はディーバであり、女神なのだ。「我らがミキティ」と言っている文春オヤジは、彼女の演技など興味はないのだ。フィギュアスケートなんて、好きでも何でもない。
彼らは、フィギュアスケートを、若い女の子のおまたを見るためにだけ見ているのだ。
私の意見ではないが、こういう意見もあった。
安藤選手は他のフィギュアの女子選手より頭が悪そうに見える。下半身もユルそうに見える。誰でも簡単にヤラせてくれそうだ。だから、他の選手に対して邪な気持ちを持って見たらヘンタイ扱いされそうだが、安藤選手にハアハア言っていてもおかしくないように見える。
だからエロオヤジが安藤選手に集中したのだと。本当かどうか知らないが、当たっていなくもないかもしれない。
オヤジが他の選手に見向きもしないのは、それは村主選手なり荒川選手なりが20歳を超えているからだろう。真央では幼すぎて、いくら股を開いてくれても面白くも何ともない。
「18歳・女子高校生」というブランドが、オヤジには大切なのだ。
若いぴちぴちのおまたを存分に見せてくれる。それが安藤選手である。オリンピックという舞台でぶざまな転び方をしても、壁に激突しても、なおオヤジのために股を開いた安藤選手。さぞやオヤジは感激したことだろう。