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8/19  夏のストッキング対策

8/19 夏のストッキング対策

うかうかしていたらお盆も過ぎてしまった。

今年は冷夏というか、寒い日が続き、満足な夏がなかったともいう。
梅雨が長引き、8月入ってからようやくあけ、やっと夏になったと思ったら台風であっという間に温度が下がった。

しかし京都は奈良と同じく盆地地形でそれなりに暑いので、やはり他の地域に比べたら温度・湿度ともいつもの夏を満喫出来ているのではないか。

 

冷房の効いている仕事場はさておき、外出時のストッキング対策が女性の例年の夏の課題である。と思う。

これをいうと何故ストッキングをはくか、という根本的な命題に突き当たるが、冷房の中にいると生足ではだるくなって仕方がない、ということを答えとしておこう。

冷房が効いている所に素足で長い間いたら、立っていられなくなるくらいつらい。
欧米ではサンダルの時にストッキングをはくのはおかしいと言われているが、日本人女性は体調保護のため、欧米の常識を覆さなければならないほどデリケートなのだ。

というわけでデパートなどへ行く時、生足では恐怖感がある。まあ、私の場合は年齢的なものも考慮される。

しかし夏の外出時に、さらに恐怖を感じるのがパンティストッキングという存在。

パンストは足から腰までいっきに包みこまれるという点では大変すぐれているが、夏には女性の天敵になる。
ナイロンで足から腰までを覆う、というのは、想像するだけでもむれを感じ、思わず脂汗が出て来る。
腰全体がナイロンに包まれ、そこにじわりと汗がたまり、そしてその汗の行き場がない、という状況を想像する時、脂汗は頂点に達する。

結局、夏の間、このパンストとの戦いを、女性はひとり残らず余儀なくされているのではないか。

 

私の夏のパンスト対策は、まず何年か前の「ガーターベルト」から始まった。

ガーターベルトは、私たちの世代には懐かしい響きだ。

それはともかく、ガーターベルトにストッキングをはく、というのは、お尻をナイロンで包まずに済むので涼やかなのではないか、と考えたのだ。
ところが、ガーターベルトを腰に装着し、ストッキングを金具で固定する、という行為は、なぜか酷く手間がかかり、それをしているうちに滅茶苦茶に汗をかいた。
ストッキングを満足に履くまでに、大量の汗が出た。

その結果、これは逆効果だと悟ったのだった。

私はガーターベルト着用を諦めた。

 

次に、通販の雑誌などでよく見かける「穴のあいたパンスト」作戦がある。

穴のあいたパンストというのは、パンストであるが、お尻の部分がぱっくりあいていて、一見大変ヒワイに見える、あれである。
ガーターベルトとストッキングを、(ストッキングの生地で)合体させたみたいなもの、とも言える。

ところがこれは、お尻の部分がないだけに通気がよく、存外使えるのだ。
穿く時にやや悶え気味に身体をくねらせなければならないのと、ヒワイさを我慢すれば大変快適だ。

 

もう一つのアイテムは、「ゴムつきストッキング」である。

非常に平凡な選択だが、平凡だからこそ使えるのだ。

昔のストッキングはガーターベルトで吊らなければならなかったが、最近のストッキングには太もも部分にゴムが入っているから、左右の足にそれぞれ履いただけで作業が完了する。
私も夏は専らこれだ。

但し、これも長い時間経つと冷房が忍び寄って、足をだるくさせる。

そして、長い時間履いていると、少しずつたるんでゴムが下に下がって来るのだ。
歩いている内に脱げて来るのではないかと心配になる。
単に何年も履いているからゴムが伸びただけなのであろうか。

であるから、やはり「穴あきパンスト」の方が安全で、確実な夏ストッキングであるかもしれない。

夏のストッキング事情もなかなかシビアであるという話。

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