私の苦手な人形サイト
05/2/3
またまた人騒がせなことを書く。
こういうことは言ってはいけないのではないか、というぎりぎりの線である。このように、いらんことを言いたくなるから、新しく人のHPはあまり見ないようにしているのだが、最近突然ジャンル違いのページなどを見ているうちに、どうしても胃の中のものが口から溢れそうになって来て押えられそうにない。
最初タイトルを「私の嫌いなホームページ」としようと思ったがあまりにもどぎついので、上記のタイトルにしたのだが、こんな事をバラしたのなら同じことかもしれない。
私のネット環境は、いまどきADSLでもISDNでもない、ただのダイヤルアップ接続であることをお断りしておく。そういう人間もいるのだから、すべての人に快適な環境でのホームページづくりをして欲しいと思ったりする今日この頃の私である。
ともあれ、苦手なページを箇条書きで書く。
- トップページを開くのに時間がかかる
- ENTERで入らなくてはならない
- 音楽がなる
- マウスカーソルをアイコンが追いかける
- トップページに大きな画像が置いてある
- トップページがごちゃごちゃしていてどこに何があるのか分からない
- リンク先に何があるのか分からない
- フラッシュなどやたらに凝りすぎていてそれがサイトの目的と化している
- アクセス解析
- どこがリンクか分からない
- 日記以外更新していない
今思いついただけでこのくらいのことがある。落ち着いて考えたらもっといろいろあるかもしれない。
それでは順番に意見を言って行こう。註)個人、素人のサイトに関しては、名指ししていませんが、メーカーやプロのサイトはその限りではありません。
註2) タイトルは人形サイトと区切ったが、記述は人形サイトには限っていません。すべてのサイトについてだ。
1 トップページを開くのに時間がかかる
私の場合、単なるダイヤルアップ接続だから、ただでさえ開くのに時間がかかる。それが、何か凝った仕掛がしてあったり、大きな画像が置いてあったりして開きにくいページは、待っているだけ時間の無駄、なので2度と行きたくなくなる。
特に、フラッシュなどの仕掛がしてあるのはまったくの無駄。そんなものを見るために、そこへ行くのではない。すぐにでも情報が欲しいのだ。これには案外メーカーのサイトが多い。特にタカラのトップはいつまで経っても開かないので、行きたくないというか、せっかくリカ、ジェニーのメーカーなのに行く気にならないサイトである。
註) 私のブラウザでは既にタカラのサイトは開けない。最新バージョンでないと開かなくなっているのだ。最低〜。卑しくも、メーカーのページならどのブラウザでも開くという風にしておくのが基本であろう。一人でも多くの人に見てもらいたいと望むのなら、そうすべきである。
註2) ブラウザでなくて、フラッシュプレイヤーとか何とかいう仕掛のことだった。それを新しいバージョンにしないと行けないのだ。そういうことが分からないのでねえ、私。というか、それのダウンロードにも時間がかかる。時間のかかるのが大嫌いなのでねえ。
2 ENTERで入らなくてはならない
これは素材サイト、またやおい系、同人系に圧倒的に多い。
素材を使われる時の注意など、モラルを問うことが多いのでハードルを高くしているのだろう。やおい系についても、訪問者を限るためなので、それは理解できる。しかし素人のサイトでトップにエンターがあると気分が悪い。むちゃくちゃ悪い。
ひとつよけいにクリックしなければならないからだ。それは限りなく邪魔くさいので、ENTERがあるだけで、2度と行く気にならない。
お気に入りにいれる場合などは、エンターを飛ばして次のページをお気に入りにしてしまう。それで一向差し支えがない。*人形のサイトでも、球体人形を扱うサイトでは、中にはEnterページに人形が苦手な方は入場をご遠慮下さいというような断り書きがしてあるページがあるが、そんなものは表紙を見れば何のサイトか分かるのだし(またそうしておかなくてはならないであろう)、それでいやな人は閉じるだろう。わざわざEnterページを作り、断る必要はないと思うのだがどうだろう。
3 音楽が鳴る
音楽を鳴らすにはMIDIなどの仕掛が要る。そのためトップページが必然的に重くなる。
それだけでなくて、音楽が鳴るとうるさい。深夜にいきなり音がするとびっくりする。
最近は邪魔にならないような、音の小さいのが鳴っているが、それでも邪魔なのには変わりがない。音楽が鳴り始めると、正直イライラする。
また、私は時間を有効に使うため、テレビをつけながらネットするということもあり、そういう場合、音楽は明らかに邪魔である。私は最初まだ自分のサイトを立ち上げる前、テスト期間に音が鳴る仕掛をしていた。トップに来る度に、ドビュッシーの月の光が鳴る。美しい音楽だったが、何度も聴いているうちにイライラして来て、サイトをサーバーにアップする時にやめることにした。
いくら美しい音楽でも強制的に何度も聴かされると拷問になるのだ。
音楽配信サイトでない限りやめて欲しい。または、オンオフを訪問者が選べるような仕掛にしてもらいたい。どうせ私はオフだが。
4 マウスカーソルをアイコンが追いかける
まったくの邪魔である。
5 トップページに大きな画像が置いてある
これは1とも同じことだが、全部開ききるのにイライラして待たなければならないのは苦痛以外の何でもなくて、そんなサイトには2度と行きたくない。
とにかく、トップページはさっと、ストレスなく、すぐに開くのがいちばんだ。よけいなものはいらない。画像は、そこが何のサイトか明らかになるため、あっても良いが、巨大な画像は邪魔である。
トップページには余計なものがなく、あるべきものが最小限にあればそれでいいのだ。トップページだけでなく、トップから飛ぶ次のページが、もしなかなか開かなかったら、これはもう最悪である。絶対に2度と行かないだろう。
6 トップページがごちゃごちゃしていてどこに何があるのか分からない
残念ながらこれもよくある。トップに、あまりにもたくさん情報がありすぎて、どこを見ていいのかまごまごするのだ。
いちばん困るのは、トップのいたる所に文章がごちゃごちゃと書いてあり、どこがリンクでどこが説明なのか判然としないサイト。もっとまとめて文を少なくして欲しい。
トップは出来るだけあっさりして欲しい。説明がいるなら、説明ページを設けて欲しい。
とにかくトップページには…(以下同文)
私の所のトップも、これに近いので大きなことは言えないが…
7 リンク先に何があるのか分からない
たとえば、太陽の部屋、とか月の部屋、星の部屋などと書いてある。太陽の部屋に何が置いてあるのか、初めて行った人にはさっぱり分からない。それが、たとえば「1999年に買ったジェニー系のドール置き場」だったとしても、トップには何の説明もしていない。2度と行きたくない。
とにかく、自分では分かっていても、他人には分からないのだ。いつ、誰が行っても分かりやすいガイドをしておいてくれないと困る。
リンクページに行かないと、そこの内容が分からないというのは不親切だし、もし行ってから見たくもないページだと分かった場合、時間の無駄だ。こういうので似たケースは、人形に独自の名前をつけて、それをリンクしているサイト。「あゆみちゃんのページ」と書いてあるのが、ジェニーフレンドのサヤカを勝手に自分でつけた名前にして公開していたりする。リペイントしたのでないのなら、もとの名を書いてくれないと、それがどの人形か分からない。そんな分からないものを見るために行っているのではない。
これは、SDのサイトで最も建著なのだが、SDに勝手な名前をつけて、その名前でリンクしてある。
リンクページに行かなければ、もとの人形の情報が書いてない。不親切である。
別のページに人形のプロフィールが書いてあるサイトがあるが、見る方は、もとの人形の名は覚えていても、そのオーナーがつけた名前までいちいち覚えていない。
いろんなサイトを巡るこちらとしては当然のことだ。
自分が分かっていることなら、人も当然分かっていると考えている。とんでもない間違いだ。他人が見る時のことを全然考えていない。こういうのがいちばん困る。
*この項は架空の名前を使っています
ここで言っておきたいのは、私は人が人形をどれほど可愛がっているか、というようなことは、私にとってどうでもいいことで、私はただ、その人形についてを知りたい。人形を見たい。ということだ。
SDのサイトでは、人形会話とか、フォトストーリーとか、散文詩とか、そういうことをしているサイトが多いようだが、はっきり言って、他人にとって、そんなことはどうでもよく、そんなものを見たいとも思わない。人形のデータを詳細に書いてくれる方が親切だ。
つまり人形のスペック、値段、購入日、オプションのあるなし、大きさ比較、カスタム箇所、関節の具合(写真入り)、経年変化の様子、ウィッグ付け替えによる変化、パーツを買い足した時の値段、ゴムが伸びてしまった経緯、いろいろな角度から写した人形写真などがあるのが良い。
SDにはいろいろなサイズのものがあるらしいから、各種の詳細なサイズ、サイズ比較があるのが望ましい。
8 フラッシュなどやたらに凝りすぎていてそれがサイトの目的と化している
もともと人形のサイトなのに、凝った仕掛をしたくてたまらず、凝ったサイトにする。そのため、本来の人形が目的ではなくなり、凝った仕掛を自慢するだけのサイトになっている。こちらは凝ったサイトを見たいのではない。人形を見たいのだ。2度と行きたくない。
(人形以外のサイトでも同様。)
9 アクセス解析
アクセス解析が埋め込んである。見張られているようで不愉快だ。行きたくなくなる。そんなにアクセスが多くないサイトに限って解析が埋めてあったりすると、生意気だと思ってしまう。
10 どこがリンクか分からない
ホームページというものは、まずトップページがあって、それからおのおのの内容ページに飛ぶのだが、その際、どこをクリックしていいか分からない、ということがたまにある。
リンク先は基本としてはアンダーラインが自動的に引かれるが、管理人が勝手に文章に引いたアンダーラインなどが混入している場合、一生懸命そこをクリックしてもリンク先に飛ばない、ということになる。また通常の字と色が違えて書いてあるのはリンク先かと思い、クリックしてしまう。
もうひとつは、クリックする部分があまりにも小さくて一目では判別しにくい場合。そういうのは、クリックし損ねたりもする。何度も言うけれど、自分では分かっていても、はじめて来る人には何のことやらさっぱり分からないということが多いのだ。そのことを理解して欲しい。
11 日記以外更新していない
どのサイトもほとんどがこれ。
しかもほとんどの日記が、自分の身辺をただだらだらと書いただけのもの。いや、それならまだマシだ。身辺のことを書いているということが読み手に分かるのだから。また「ただだらだらと書いただけ」の身辺雑記であっても興味を惹く面白い書き方をしている人もいる。人に見せる気がないようなものまで(=人に見せることの出来る水準に達していないものまで)日記としてアップしてある。どう考えても何を書きたいのか、何を主張したいのか理解出来ないのがある。
自分にしか分からない符丁、略語、場所、主語、目的語、略しすぎて何を書いているのか、説明がないので他人にはさっぱり分からない。人に説明する気がないのなら、そういうものは自宅で日記帳につけていればよい。
さてこのように、言いたいことを言いまくったが、要するに、私はきわめて真面目にサイトを見て回る人なのだということを分かっていただけたと思う。私は大変正直にこれらのことを告白した。
私は、はっきりした目的があってサイトに行く。一刻も早く人形が見たい。素材が欲しい。エッチな画像が見たい。このことについて、この人はどういう意見なのかを知りたい。
そうした欲望がスムーズに叶えられないと、ストレスがたまるのだ。あまりにも自己満足のサイトが多い。サイトというのがもともとそういう性格のものなのであるから、しょうがないといえばしょうがないのだが、たまたま他人のサイトを覗いたりすると唖然とする。ジコマンというよりも、自己完結をしているのだ。
もう一度行きたくなるサイトとは、必ず他人に有益なことが書いてあるサイトである。他人に有益な情報が載せられているサイトである。
私は、自分にとって有益であろうという思いで、他のサイトを見に行く。だから、その思いを裏切らないで欲しいという、それだけを望んでいるのだ。
これまでのことは、もちろん自分のサイトのことを棚に上げて書いている。
かなり言いたいことを言ったのですっきりした。
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